霊盟摩訶不思議探検会

エピローグ  

 
 
 『霊盟町妖怪連続殺人事件』事件報告
 
 三月二十五日から四月十五日まで起こった事件で、六人の妖怪を殺害。殺害方法は様々で、共通するのは霊術による浄化である。また、歯など特徴のあるものを全て取り除き、霊盟町に住んでいる妖怪達に混乱を生じようとしていた。
 殺害された妖怪は遠方に生息している妖怪達で、どの様にして霊盟町まで連れてきたのかは不明である。民間協力者の話ではどこかの霊術師の霊術によって、転送した可能性があると言っていた。
 事件を起こした犯人の名前は、大蜘蛛と鬼の妖怪である若本豪鬼。彼は蜘蛛の糸を使って、人や妖怪を操り、殺人を間接的に行っていた。彼の目的は霊盟町に六亡星滅殺方陣を作ろうとして、人々を消滅させようとしていた。
 彼は千年前より存在していた妖怪で、荒和魂村と言う村で虐待を受けていた精神的ショックにより暴走化してしまい、村を滅ぼしてしまった。それから千年もの旅をして、精神的に暴走していた彼は、霊盟町を滅ぼそうとしてしまいました。
 民間協力者の協力を得て、若本豪鬼は地獄へと逝ってしまいました。彼に操られていた妖怪達は保護され、事件はこうして幕を閉じました。
 
 追伸 彼に協力していた者を早急に調査を申請し、霊盟町殲滅作戦を中止していただく様、お願いします。
 
蓮之泉神社退魔巫女 高科かなで
 
「以上が、今回の事件の報告です」
 かなでは霊盟町にある公衆電話にて蓮之泉神社に電話している。
『そうですか……霊盟町には借りが出来てしまいましたね。わたくしがいない間に、貴女の上司は何を考えていたのでしょうかね』
 電話の相手は淑やかな女性の声である。
「その辺りは、本当に申し訳ありません」
『あら、かなでは悪くないわよ。悪いのは貴女の上司だから。むしろ、わたくしは貴女を褒めてあげようと思っている』
「は、はぁ……」
 かなでは困った表情をする。実はかなでも、電話の相手とはあまり話をした事がないため、どう言う態度を取れば良いのか、よく分からないのだ。
「あの、あの人はどうなったのでしょうか?」
『決まっている。破門してやった』
「そんな!? 良いのですか!?」
『妖怪と協力して町の人々を消滅させようとして、その町を一掃しようとするなど、蓮之泉神社の恥よ。だから切ってやった。だが、安心しろ。かなでは切らないから』
「で、ですが……知らなかったとはいえ、私も……」
『貴女は巻き込まれただけだ。わたくしは貴女の様な可愛い巫女は好きだからな。捨てもしないし、他の神社に渡してたまるものですか』
 かなでは喜ぶべきなのかそうでないのか、本当に分からない状態になっている。だが、この相手は自分の上司の上司であるから、今は訊かないでおこうと、かなではそう思った。
「それでは、霊盟町を一掃する事も……」
『えぇ、わたくしの方から中止する様に言っておきますわ。本当に辛い思いをさせてしまいましたね』
「いえ。それがお仕事ですから」
『あまり無茶はしないでね。妖怪には容赦なくしても良いと教えてきましたけど、それは時と場合によるものです。妖怪殲滅派とは言われていますけど、過激過ぎない様に。今回の事で良い勉強したのではありませんか?』
「……はい、そうですね」
 かなでは微笑んで答えた。この町では、今までで経験した事のない事がたくさん起きた。それはかなでにとって、自分が変わっていったと自覚出来るほどである。
「それで、次のお仕事をお願いしたいのですけど」
『あら? お別れとかは言ったの?』
「いいえ。私は部外者ですから……」
 かなでは少しだけ淋しい顔をしたけど、いつまでもここにいるわけではないと考えた。所詮、私は仕事でここに来ただけだからと……
 
 
四月二十日
 
 神龍宮学園の霊盟摩訶不思議探検会部室は、今日も平和に過ごしていた。事件も解決し、ゆっくりと学園生活を送っている。
 部室には源一郎と遙歌は再放送されている『魔法少女ミラクル☆クーネル』を見ていて、勇輝は読書中である。
「今日も平和ですね」
「そうだな……あの日の出来事が夢みたいですね」
「今はゆっくりと休むが良いよ、二人とも。また、今度色々な探検をしないといけないからな」
 三人はのんびりと会話をする。しかし、そこには一人足りない人物がいた。
「浩輔君、元気にしているかな?」
「さぁな、コウもあの事件があったせいでああなってしまったからな」
「大丈夫ですよ。目を閉じて空を見上げれば、浩輔の笑顔が見えてきますよ」
 窓の外に見える青空を見ると、浩輔の笑顔が浮かんでいる。そう、彼はここにはいないのだ。きっと、この青空の中で霊盟町を見守っているだろう……
 
「……って、勝手に殺すんじゃねぇぇぇぇ〜!」
 バンと部室のドアを思いっきりぶち破った。鍵まで掛けるか、普通!? 俺を入れさせない気か!?
「あぁ、浩輔君! 死んでなかったんだね」
「半分死にかけたわ!? この裏切り者が!?」
 遙歌の頭をげんこつでぐりぐりとする。
「痛い痛い痛い! 痛いよ〜、浩輔君……」
「やかましいわ! お前が協力してくれたら、こんな事にはならなかったんだぞ」
「そんな事を言われても……テスト中に寝ていた浩輔君が悪いでしょう〜」
「あぁ、あれはコウが悪いだろう」
「名波さんに当たるのは良くないと思いますよ」
 ぐっ……こいつらまで……
「それで、吹雪先生からどんな説教を喰らったのですか?」
「……思い出したくもないわ……あんなの……豪鬼と戦っていた方がまだマシだ……」
 そう、今まで俺は職員室で姉さんにたっぷりと説教されていたのだ。理由はテスト中に寝ていたこと。仕方ないだろう。あの戦いの後、生命力と霊力も完全じゃない状態で今日まで生活していて、半分死んでいる様な感じだったんだぞ。そして、漸く回復出来そうだと思ったら、急にテストをさせられてしまい、限界が来てしまって、そのまま寝てしまったのだ。そのせいでテストは、全く手をつけていないため、零点。姉さんの拷問の様な説教を喰らわされる羽目になったのだ。
「まったく……生死の境から帰ってきたと思ったら、さてはここはもう地獄なのか? 俺はやはり死んでしまって、こうして地獄の責め苦を受けているのかもしれない」
「そんな訳ないだろう、ばかばへぇ!」
 何か言おうとしていた源一郎を、とりあえず殴っておいた。
「うん、やっぱり夢じゃないか」
「お、お前……普通そう言うのは自分の頬を抓るだろう……」
「だって、痛いのは嫌だし」
「こ、この……鬼が……」
 だから、鬼はお前だろう。
「それで、結果的にはどうなったの?」
「明日から補習だと……勘弁してほしいよ」
「それは自業自得だと思うよ。でも、受けていたとしても、結局、零点に変わりないと思うけどね」
「何だと、遙歌……」
 もう一発、げんこつでグリグリするのを喰らわせてやろうか。
「あぁ……また頭をグリグリしようとしたら、今度の中間テスト、もう教えてあげないからね」
「すいませんでした!」
 やろうとしたが、遙歌に土下座をする。
「君には一人で勉強すると言う選択肢はないの?」
「それは絶対バットエンドに向かう選択肢だから選ぶわけないだろう」
 こいつの助け無しで中間テストに挑もうとするなど、ひのきのぼうとぬののふくで、魔王に挑むのと同じぐらいだ。
「体の方をもう大丈夫なの?」
「あぁ、そっちはもう大丈夫だ」
 ちゃんと霊力も回復しているから、やっと自由に体を動かせる。
「それにしても、未だに分からないんだよな。何で霊力が回復出来る様になったのか……」
 豪鬼との戦いの時、霊力は完全に無くなったはずなのに、こうして霊力は戻っている。それに、生命力も使い果たして消えかかっていたのに、気が付いたら、俺はあの廃工場で目を覚ました。遙歌や未紗は物凄く泣いて俺に抱きついてくるし、高科や勇輝も安心した様に喜んでいた。源一郎は……見なかった事にしている。
 それに、どう言うわけか、その話題が出ると……
「あ〜、きょうもくーちゃんがかわいいね〜」
 と、この様に、遙歌が話題を逸らすようにしている。しかも、セリフが棒読みで……しかも、絶対口の軽い源一郎の口にはガムテープで固定されているし、遙歌のいない所で訊こうとすると矢文が飛んできて、源一郎の頭に絶対刺さり、中には脅迫じみた怪文書が書かれていた。
『オマエノヒミツヲ、セケンニバラス!』
 あの怪文書に付いていた赤いインクは何だったのか、未だに分からないんだよね。
「もう忘れた方が良いかもしれないよ、浩輔。彼女も忘れたいみたいだしね」
「どうでも良いけど、勇輝。源一郎を盾にしてやるなよ。矢が刺さりまくっているぞ」
 どこから飛んできたのか、何十本の矢が源一郎に刺さっている。勇輝が、矢が飛んでくると読んで、源一郎を盾にしたのだ。誰が矢を放ったのかは知らない方が良いかもしれないな。それに、源一郎ならこのぐらいで死ぬわけないから大丈夫か。
「まぁ、こうして学校も再開した事だし、そろそろ決めないといけない事があるんじゃないのか、源一郎?」
「んっ、何がだ?」
 矢を次々と抜いていく源一郎。抜いた所から噴水の様に血が吹き出しているのはスルーと言う事で……
「そろそろ、あと一人部員がいないと、同好会扱いとなって部費が出なくなってしまうぞ」
「何ッ!? いつ決まった!?」
「今朝、会長に言われた様な気がした」
 
 今朝、まだ体がフラフラしながら廊下を歩いていると、後ろから会長に呼び止められた。
「あぁ、浩輔さん。丁度良かったです」
「何ですか?」
「実は部活動の部費について話がありまして。霊盟摩訶不思議探検会は、今年はまだ四人ですよね」
 まぁ、新入生では誰も入ってこなかったから、いるのは、俺と遙歌、源一郎と勇輝だけだからね。ちなみに去年は三年に一人いたけど、そこはスルーとして……
「今月までに五人部員がいないと同好会に降格して部費を出さないようにしますので、大和さんに伝えておいて下さい。今日までにお願いしますね」
「あぁ……はい……」
 そう言って、会長は去っていきました。
 
「と言うのが、今朝あった話なんだけど、今まですっかり忘れていたよ」
「私と同じぐらいドジしていない?」
 自分と同じぐらいって、情けなくないか、遙歌よ
「体調が優れていなかったんだから、しょうがないだろう……それに、今話しただろう」
「もう放課後じゃねぇか!」
 そうだね。気が付けば、もう放課後なんだよね。
「同好会に決定ですね」
「仕方ないよね。一年生も入ってこなかったし……そう言えば、一年で思い出したけど、みーちゃんはどこの部に入ったの?」
「確か、ネコネコ部だったかな? 友達二人もネコ好きみたいだし」
「あぁ、女子には人気ですからね。ネコネコ部は」
 ネコネコ部とはネコ好きな人達が集って、ネコを可愛がるクラブである。うちの学校にはネコを連れてくる生徒がいるからね(主に未紗が)。
 もっとも、未紗自身もネコなんですけどね。半分だけは……
「それに引き換え、こっちは……絶望的だよね。まぁ、何もしていなかった源一郎が悪いけどね」
 今まで放置していた源一郎が悪いのだから、ここは潔く諦めて同好会に降格された方が良いと思うけど……
「いいや! そう言うわけにはいかないのだ。部費がなくなったら、くーちゃんグッズをどうやって買エヴァァァァ!」
 また変な幻聴が聞こえたので、とりあえず源一郎を殴っておいた。
「それでは、霊盟摩訶不思議探検同好会と、これからなるわけですけど、殆ど自由と言う事で解散しましょうか」
「そうだな」
「そうですね」
 遙歌の案に、俺と勇輝も賛成して帰る事にした。
「ちょっと待て! 俺をこのままにしないで〜!」
 源一郎は壁に突き刺さったまま、もがいている。顔が外に出ている分、お尻がこっちに向いているため。お尻がクネクネと動いて気持ち悪い。
「落ちるなら、さっさと落ちろ!」
 俺はそんな気持ち悪い物体に、霊力を籠めた蹴りを喰らわせた。そして、そいつはそのまま星になってしまいました。
「本当に賑やかなね、ここは?」
 すると、誰かが部室に入ってきた。それは、最近見かけなかった高科かなでであった。
「かなでちゃん!」
「どうしたんだ、高科? 学校に来ていなかった様な気がしたけど」
 いくら俺が半死みたいな状態でも、気付かないはずがない。
「蓮之泉神社に報告したり、連絡したりしていたから、学校は休んでいただけよ。本来なら、もう転校する予定だったけどね」
「えぇぇぇぇ〜!? かなでちゃん、転校しちゃうの!?」
 遙歌がそう叫ぶと、高科に飛びついた。
「嫌だよ、かなでちゃん!? かなでちゃんと別れるなんて!?」
「ちょっと、遙歌。待ちなさい! 予定だったって言ったでしょう!?」
「予定だったと言う事は、転校するのはやめたのか?」
「えぇ。まぁ、今は私が行かないといけない仕事がないみたいだし。学生なんだから、ちゃんと学業に集中しなさいって言われてね。だから、しばらくはここに通わせてもらう事になったの」
「本当に!? 本当にかなでちゃん、ここにいてくれるんだね!?」
「えぇ、そうなるわ。だから……離れなさい!」
 高科は抱きついている遙歌を引き離そうとする。しかし、遙歌も負けじと強く抱きついている。
「まぁ、それは良いのだけど。どうして、ここに?」
「あんたが言ったのでしょう。この学校は絶対どこかの部活に入らないといけないって」
 あれ? そんな事、言ったかな……
「だから、はい」
 高科は俺に紙を渡してきた。それは部活動の入部届であった。
「まさか……ここに入る気なのか?」
 ここには妖怪が二人いるのですけど。
「あんた達の監視をしないといけないと言われたからね。だったら、ここに入るのは当然でしょう」
 あくまで監視なのか……
「わ〜い! これでかなでちゃんと、ずっといられるんだね!」
「もう、お願いだから離れてくれない……」
「却下!」
 遙歌はいっそう強く抱きついた。あっちは、このままスルースルーと……
「でも、どうするのですか、浩輔。源一郎はまだ星から帰ってきていませんよ」
「大丈夫だろう。そろそろ戻ってきてくれないと先に進みそうにないと思うからね」
「やぁ! 待たせたな!」
 ほら、帰ってきた。
「源一郎。入部してきた奴が来たぞ」
 俺は戻ってきた源一郎に入部届を渡す。
「何ッ!? 誰だ!? 絶世の美人女子高生か!? それとも、俺の嫁みたいなロリ系純情系妹系キャラの一年生か!? グボハァァッ! ゲデボォッ!」
 見事な飛び膝蹴りと踵落としが決まったな。二人とも……
「戻ってきた結果が、これかよ……」
 
「えぇ、ちょっと脱線してしまいましたが。本日より、我が霊盟摩訶不思議探検会に入部してくれました高科かなで君を歓迎して、乾杯!」
「「「カンパ〜イ!」」」
 部室では飾り付けを付けて、机の上ではたくさんの料理が用意されている。高科の歓迎パーティーである。
「ちなみにお前ら……いい加減にしないと、怒るぞ。いつ返してくれるんだ!?」
 ここにある物は全て、俺が払ったのだ。俺以外の奴は全員お金を持ってきていないからである。本気で財布の中がスカンピン状態になるかもしれないのだぞ。しかも、こいつら……全く恩を返す気もないみたいだし。
「まぁまぁ、浩輔君。細かい事は気にしちゃダメだよ」
「細かいのか!? 俺のお金は細かいのかよ!? お前達にどれだけ使っていると思っているんだ!?」
「それが浩輔君なのです!」
「納得出来るかぁぁぁ〜!」
「まぁ、良いじゃないか。これで霊盟摩訶不思議探検会は正式な部として認められたのだから」
 その報告をしたのは俺だぞ! お前ら全然動かなかったじゃないか!?
「まったく、お前達は……」
「まぁまぁ、浩輔君……」
 頭を押さえていると遙歌が頭を撫でてくる。
「浩輔君、本当にお疲れ様」
「まったくだ。肉体的、精神的、金銭的にもお疲れだよ」
「あぁ、そうじゃなくてね。あの事件、浩輔君は本当に良く頑張って思った。あの人もきっと、浩輔君の力で救われたのだから」
「そうだな。でも、まだまだだ。この霊盟町をもっともっと住みやすくしていかないといけないのだからな」
 人間と妖怪が共存していくこの町、霊盟町はもっともっと進化させていかないといけない。決して、どちらかが滅びないためにも、俺達の出来る事をしていかないと。
 そんな時、源一郎の携帯が鳴り出した。
「はい、もしもし……何ッ!? それは本当か!? よし、良いだろう。ちょうど、みんなもいるから、全員でそちらに向かう。安心しろ、同志達よ!」
 そう言って、携帯を切る源一郎。
「おい、何だか物凄く嫌な予感がするのだけど、一応訊かせてもらうぞ。今の電話は何だ?」
「今、霊盟町の妖怪山で珍種の妖怪が現れたと、同士から連絡があった。今から俺達も行こうと思っている!」
 ちょっと待て!? 高科の歓迎パーティーはどうする気なんだ!?
「悪いな、高科君。君の歓迎パーティーは、日を改めてもう一度行う。それより、今はあっちの方が大事だからだ!」
 源一郎が目をキラキラさせながら、燃えている。
「本当に退屈しないわね。ここは……あんた達も大変みたいね?」
「もう慣れているから……」
「それが大和さんですからね」
「彼の暴走はいつもの事ですよ」
「さぁ、みんな! 今から妖怪山へ向かうぞ! 霊盟摩訶不思議探検会、出動だ!」
 源一郎はいち早く部室を出る。その後を、俺達はついていく。
 霊盟町には様々な不思議な事が起きる。それは妖怪なのか人間なのかはよく分からない。浅川浩輔と名波遙歌、大和源一郎に松井勇輝、そして新しくメンバーになった高科かなで。この五人がその不思議を探検する。それが、ここ霊盟摩訶不思議探検会なのだ。
  
第一期 完
  
 前の話へ 
 

  
遙歌「読んでくれました皆さん、最後まで読んでくれて、本当にありがとうございます。『霊盟摩訶不思議探検会、後書きコーナー(仮)』のパーソナリティーの名波遙歌です」
かなで「高科かなでです」
遙歌「いやぁ、ついに終わってしまいましたね」
かなで「でも、第一期と言う事は、第二期もやるという事でしょう?」
遙歌「そこは、作者の気まぐれになるかもしれないよ。一応、第二期の構成などはしているみたいだけど、いつになるのかは未定です」
かなで「まぁ、どっちにしても……よく三ヶ月間、やり遂げたわね。絶対途中で断念すると思っていたのに」
遙歌「あはは……私もどこかでやめられてしまうのかと思って、ドキドキしていたからね。でも、何とか最後まで書いたことだし、良かった良かった……」
かなで「まぁ、結果良ければ、それで良いかな」
遙歌「さて、名残惜しいですけど、今回で最後になります。今まで本当にありがとうございます」
かなで「感想などは下のWEB拍手を押してくれると嬉しいです」
遙歌・かなで「「それでは皆さん。また第二期が出来ましたら、またお会いしましょう!!」」
 

 
水星呂紀のあとがき
 
 最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。この三ヶ月間、一週間に一話書くというのが、どれだけ大変なのかよく知りました。この経験を生かし、もっと良い作品を作っていきたいと思っています。第二期はもっと学校の話などを書いていこうと考えています。それでは、またどこかの作品でお会いしましょう。 
 
 
 
この話に関して感想や批評がありました、こちらまで

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